2025年7月7日(月) 相場終了後のNVIDIA(NVDA)株価・出来高・RSI・MACDをTradingViewで分析し、AIによるテクニカル評価をまとめました。

✅ NVIDIA(NVDA)のテクニカル分析(2025年7月7日)
• RSI:△ 69.19
直近2週間、RSIは70前後で推移し過熱感が継続していたが、本日反落。依然として高水準にあり、短期的な買いには注意が必要。
• MACD:△ MACD=6.52、Signal=6.20
ゴールデンクロス継続中でなお強気シグナルだが、ヒストグラムは小幅縮小傾向。モメンタムのピークアウトが示唆され、上値追いの勢いは鈍化しつつある。
• 出来高:△ 139.73M(前日より微減)
高水準の出来高を維持しているものの、下落日に増加していない点はやや安心材料。ただし、市場全体の警戒感が続く中、静かな売りが入った可能性も否定できない。
💬 推移と現状のコメント
• 6月中旬以降、NVDAは150ドル台前半から158ドル台まで上昇基調を維持。
• しかし本日は−1.10ドル(−0.69%)の下落となり、勢いが一服。
• 外部要因として、トランプ大統領の普遍的な輸入関税提案に対する警戒から半導体株全体が売られ、NVDAも影響を受けた模様(−0.6%の下落) barrons.com。
• 過熱感からの調整局面と見られ、短期的にはリスク管理を優先すべき状況。
✅ 総合 △
RSI・MACDともにピークアウト傾向が見られ、地合いの不透明感も強まっているため、「買いは慎重に、様子見が妥当」と判断します。
続いてTSLA

【AIチャート分析】テスラ(TSLA)チャート分析(2025年7月8日版)
2025年7月7日(月) 相場終了後のTesla(TSLA)株価・出来高・RSI・MACDをTradingViewで分析し、AIによるテクニカル評価をまとめました。
✅ Tesla(TSLA)のテクニカル分析(2025年7月8日)
• RSI:○ 48.15
直近1週間、RSIは40台後半でやや売られ過ぎ圏からの戻りを示しているものの、50を上抜けできず中立ゾーンにとどまっている。短期的には底堅いものの本格的な上昇局面とは言い難い。
• MACD:○ MACD=0.91、Signal=0.65
MACDラインがシグナルラインを上抜けるゴールデンクロス発生後、わずかに上向きのヒストグラムを示しており、短期的な買いシグナル。ただし、両線ともゼロ付近で推移しており、勢いはまだ限定的。
• 出来高:◎ 130.41M(前日比+約20%増)
本日は株価+5.37%の大幅上昇に伴い、出来高も大幅に増加。エネルギッシュな買いが入り、直近の底値からの反転トレンドに説得力を与えている。
💬 推移と現状のコメント
• 6月初旬以降、TSLAは320ドル前後から30%超の急落となり、7月はじめに一時280ドルを割り込む場面もあった。
• 本日は大きく買い戻され、250ドル台から約5%の反発。テクニカル的には「売られ過ぎからのリバウンド」と評価できる。
• RSIの中立回復、MACDゴールデンクロス、増加した出来高と、底打ちからのトレンド転換兆候が揃った格好。
• ただし、抵抗ゾーン(300~320ドル)では売り圧力が残る可能性も高く、ここを明確に突破できるかが今後の焦点。
✅ 総合 ○
短期的なリバウンド局面にあるものの、300ドル台前半の攻防が鍵。現状は「押し目買い検討」の状況と判断します。
【AI政治×マーケット分析】イーロン・マスク新党「America Party」とテスラ株の反応(2025年7月8日版)
2025年7月8日、イーロン・マスク氏がSNS「X」で新党「America Party(アメリカ党)」結成を表明し、ドナルド・トランプ前大統領と対立が鮮明化しました。その直後、投資家の懸念からTesla(TSLA)の株価は大きく動意づきました。以下、ネットで確認した事実をもとに整理・分析します。
1. 事実確認
- 新党結成表明:マスク氏は7月5日に「America Party」結成を発表。目的は「一党寡頭制からの自由回復」としている en.wikipedia.org。
- トランプ氏の反応:トランプ氏は「完全に行き過ぎた」「TRAIN WRECKだ」と痛烈に批判 businessinsider.com。
- 株価の動き:
- Business Insiderによると、発表後にTesla株は一時8%下落し、288.77ドルまで売られた businessinsider.com。
- MarketWatchは朝方に約7%安を記録し、295ドル前後で推移したと報じている marketwatch.com。
- CBS Newsでは終値を293.94ドル(−6.8%)と伝えている cbsnews.com。
2. 株価反応の背景
- 政治リスクの台頭
マスク氏の政治関与が深まるほど、本業である自動車・エネルギー事業への注力が薄れるとの懸念が広がった。 - EV税制改正との関連
トランプ政権が可決した大型歳出法でEV向け税額控除が廃止されたことへの反発が引き金に marketwatch.com。 - アナリスト見解
WedbushのDan Ives氏らは「投資家はCEOの政治介入に疲弊している」と指摘し、投資判断を一時引き締めるべきと警鐘を鳴らしている businessinsider.com。
3. 今後の展開と株価への示唆
ファクター | ポイント | インパクト予想 |
---|---|---|
新党の実現可能性 | 州ごとの認証要件や訴訟リスクが高く、組織化には時間を要する | 一時的な混乱要因 |
政治と経営の両立 | マスク氏のリーダーシップへの信頼は依然高いが、過度の政治介入は重荷 | ネガティブ材料 |
短期的な材料出尽くしリバウンド | 不安が和らげば反発余地あり | テクニカル反発の可能性 |
中・長期業績見通し | Q2EVデリバリーの13.5%減少など業績懸念も根強い | 売り圧力継続の可能性 |
→ 総合評価:
マスク氏の新党構想は現段階では「話題性+政治リスク要因」として株価を押し下げていますが、実体化の遅れや政治リスク材料の出尽くし後は一時的なリバウンドも想定されます。直近は「政治動向を注視しつつ、業績動向も併せて確認」が適切でしょう。
結論:新党発表による政治リスクでTesla株は6~8%下落したものの、材料出尽くし後の戻りも警戒されます。短期は慎重、長期は業績次第で押し目買い検討が妥当です。
わずかに上がったのはPLTR
【AIチャート分析】Palantir Technologies Inc.(PLTR)チャート分析(2025年7月8日版)

2025年7月7日(月) 相場終了後のPalantir(PLTR)株価・出来高・RSI・MACDをTradingViewで分析し、AIによるテクニカル評価をまとめました。
✅ Palantir(PLTR)のテクニカル分析(2025年7月7日)
• RSI:○ 54.13
直近2週間、RSIは50前後で推移し、強弱感は中立ゾーン。わずかに上向きの動きから買い意欲の戻りも見られるが、まだ明確なトレンド発生とは言い難い。
• MACD:○ MACD=1.41、Signal=0.93
6月末にわずかなゴールデンクロスを形成し、ヒストグラムもプラスに転じている。モメンタム回復の兆しだが、シグナルラインとの距離は小さく、勢いは控えめ。
• 出来高:△ 71.72M(前日比ほぼ横ばい)
平均的な出来高水準で推移。大きな売買は出ていないものの、本日も出来高に大きな変化はなし。環境変化にはまだ様子見姿勢が強い。
💬 推移と現状のコメント
• 5月中旬、高値約150ドルから調整入り。6月には130ドル前後まで下落したものの、下値を切り上げる展開に。
• 7月にかけて再度140ドル前後へリバウンドし、保ち合いレンジを形成中。
• RSIの中立回復、MACDヒストグラムのプラス転換から、押し目買いの機運は高まりつつある。
• ただし、150ドル台の上値抵抗も依然として意識されるため、突破までには出来高の伴った上昇が欲しいところ。
✅ 総合 ○
中立からやや強気への転換局面。現状は「押し目買い検討」フェーズで、150ドル台のドライバ抜けを確認できれば次の上昇トレンド入りと判断できそうです。
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