DraftKings株価の行方は?オンラインスポーツベッティングの覇者が目指す未来【2025年版】
最終更新:2025-08-30|数値はIRに基づき更新済み
要点(30秒)
- どこで合法? 米国はスポーツベッティング合法州38、オンラインは約30州。カリフォルニアは未合法(2025年時点)。
- Q1 FY2025:売上$1,409M(+20%)、MUPs 4.3百万人(+28%)、ARPMUP$108、調整後EBITDA$103M、GAAP EPS-0.07、通期ガイダンス$6.2–6.4B / EBITDA $0.8–0.9B。
- 足元の構図:FanDuelが最大、DraftKingsが2番手。ライブベッティングとiGamingが伸長。
DraftKingsとは?(30秒で要点)
- 事業:オンラインスポーツベッティング(Sportsbook)とiGaming(オンラインカジノ)、DFS、ロト(Jackpocket)等を展開。
- 収益源:スポーツブックのホールド(控除)/iGaming粗利/手数料/広告・メディア。
- 地理:モバイルSportsbookは25州+DCで稼働、iGamingは5州で展開(いずれも2025年Q1時点)。
なぜ今注目?:合法州の広がり+黒字基調(調整後)
2018年のPASPA撤廃以降、合法州が拡大。2025年時点で38州+DC/PRで何らかの形の合法化、うちオンラインは約30州まで拡大。DraftKingsは稼働州の成熟とARPU改善、プロモ最適化で調整後EBITDAの黒字基調を維持しています。
どの州で使える?|州マップの押さえ方
- オンライン可:約30州(例:NY/NJ/PA/MI/MD/IL/VA など)。
- 未合法の代表:CA(カリフォルニア)、TX など。
- 近況:2024/11にミズーリが住民投票で可決、開始準備中。
※居住地ではなくベット時点の位置情報で可否が決まります。DFSの可否は別ルール。
競合比較:FanDuel / BetMGM / Caesars
観点 | DraftKings | FanDuel | BetMGM / Caesars |
---|---|---|---|
ポジション | 市場2位。ライブベット/プロモ最適化が強み | 市場最大。テレビ連動/マージン強い | カジノ連動でオフライン資産を活用 |
差別化 | アプリUX/データ駆動のプロモ配分 | 広告浸透/高ホールド率 | 現地施設・VIP導線 |
決算KPI(Q1 FY2025)
- 売上:$1,409M(前年比+20%)
- MUPs:4.3百万人(+28%)/ARPMUP:$108(全体-5%、Jackpocket除き+7%)
- 調整後EBITDA:$102.6M(黒字)/GAAP EPS:-0.07
- 通期ガイダンス:売上$6.2–6.4B、調整後EBITDA$0.8–0.9B
- 稼働範囲:モバイルSportsbook 25州+DC、iGaming 5州
規制とリスク:税率・広告規制・未合法州
- 税率の高さ:例:PAは36%で収益性に逆風。
- 未合法の大州:CA/TXは政治的障壁が高く、進展は不透明。
- 広告・依存症対策:責任あるゲーミングの強化コストと規制強化の両面リスク。
投資戦略:押し目+イベント分割
- 押し目買い:RSI40–50帯/決算後の押し目を指値で分割。
- イベント積み増し:開幕シーズン/新州ローンチ/ガイダンス上方修正。
- 枚数管理:広告費や税制のヘッドラインで振れやすいので、ポジション分散を徹底。
FAQ(短答)
- Q. カリフォルニアでDraftKingsは使える?
- A. スポーツベッティングは不可(2025年時点)。最短でも次回の州投票サイクル以降。
- Q. 何州でオンライン賭けが可能?
- A. 米国内で約30州がオンライン可。DKNGの稼働はQ1時点で25州+DC。
- Q. DFSは別ルール?
- A. はい。DFSはスポーツベッティングとは別枠で、対応州がより広いのが一般的。
- Q. 決算で毎回チェックする指標は?
- A. 売上成長率、MUPs/ARPMUP、調整後EBITDA、プロモ比率、稼働州の増減とホールド率。
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※本記事は投資助言ではありません。規制・税制は州により異なります。責任ある投資/ゲーミングを。
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