NISAで米国株を買う手順(証券会社比較含む)
SBI証券がなぜ初心者に向いているか
SBI証券は、米国株デビューする初心者に最も選ばれている証券会社のひとつです。理由は大きく3つあります。
- ✅ 1株から米国株が買える
少額から取引できるので、初心者でも無理なくNISAを活用できます。 - ✅ 取扱銘柄数が圧倒的
5,000以上の米国株とETFを取り扱い、VOO・QQQ・SPYDなど主要ETFもすべて購入可能です。 - ✅ 為替手数料が業界最低水準
住信SBIネット銀行と連携すれば、ドル転(円→米ドル)手数料が片道2銭と格安です。
これらの理由から、SBI証券は「初めての米国株」に最も適した証券会社といえます。他の証券会社でも米国株は買えますが、コストや取扱銘柄数を考えると、まずSBI証券を選んで間違いありません。
NISAの成長投資枠と積立投資枠の違い
2024年から始まった新しいNISA制度には、「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の2つがあります。それぞれの役割を理解すると、より効率的に米国株投資が進められます。
- ✅ 成長投資枠
年間最大240万円まで利用でき、個別株やETFの購入が可能です。
米国株(アップルやテスラなど)や、VOO・QQQなどのETFもここから購入します。 - ✅ つみたて投資枠
年間最大120万円まで利用でき、金融庁が認めた投資信託(主に長期積立用)だけが対象です。
米国株やETFは買えませんが、コツコツ積立型の商品向きです。
👉 米国株やETFを買うなら「成長投資枠」を使います。
つみたて投資枠は、別口で毎月コツコツ投資信託を積み立てたい人向け。
この2つを組み合わせることで、長期の資産形成がよりスムーズになります。
画像つきで SBI・楽天・マネックス比較表
主要ネット証券3社の特徴をまとめました。どの証券会社を選ぶか迷っている方は、手数料や取扱銘柄数を比較してみましょう。
証券会社 | 画像 | 米国株取扱数 | 為替手数料(片道) | NISA対応 |
---|---|---|---|---|
SBI証券 |
|
約5,000銘柄 | 2銭(住信SBIネット銀行利用時) | ◯ |
楽天証券 |
|
約4,500銘柄 | 25銭 | ◯ |
マネックス証券 |
|
約5,000銘柄 | 25銭 | ◯ |
※ 手数料や取扱銘柄数は2025年7月時点の情報です。最新情報は各証券会社の公式サイトで確認してください。
証券口座の開設リンク/方法詳細
証券口座開設のステップ
米国株を買うには、まず証券口座の開設が必要です。ネット証券ならすべてオンラインで完結し、最短で翌営業日から取引を始められます。
- 証券会社の公式サイトにアクセス(SBI証券・楽天証券・マネックス証券など)
- 「口座開設」ボタンをクリック
- 氏名・住所・職業などの基本情報を入力
- マイナンバーと本人確認書類をアップロード
- 初期設定(ログインID・パスワード設定)を行う
ここまで終われば、口座開設申込みは完了です。あとは証券会社から審査&ログイン情報の通知を待つだけです。
必要な書類(マイナンバー・本人確認)
口座開設時には、マイナンバーと本人確認書類の提出が必須です。
- ✅ マイナンバー確認書類(どちらか1つ)
– マイナンバーカード(表裏)
– 通知カード+運転免許証など本人確認書類 - ✅ 本人確認書類(顔写真付き1点 または 顔写真なし2点)
– 運転免許証、パスポート、住民基本台帳カードなど
スマホで撮影した写真をアップロードすれば完了。郵送は不要なので、ほとんどの人が数分で提出できます。
開設完了までの流れと時間
証券口座の開設は最短翌営業日で完了します。SBI証券など主要ネット証券は審査も早く、申し込みから取引開始まで非常にスムーズです。
- オンライン申込+スマホアップロード → 最短翌営業日でID発行
- 郵送での申し込み → 1週間前後かかる
早く取引を始めたい方は、必ずオンライン申込み+スマホ提出を選びましょう。
初心者向けおすすめETF(VOO・QQQ・SPYDなど)紹介
VOO(S&P500連動)とは?
VOO(バンガード・S&P500 ETF)は、アメリカを代表する500社の株価指数「S&P500」に連動するETFです。
アップル、マイクロソフト、アマゾン、テスラなど世界を代表する企業が含まれており、米国経済全体の成長を取り込める王道ETFとして人気です。
- ✅ 信託報酬(手数料)が0.03%と超低コスト
- ✅ 長期投資に最適(右肩上がりの成長が期待できる)
- ✅ NISAの「成長投資枠」で購入可能
QQQ(ナスダック100連動)とは?
QQQ(インベスコQQQトラスト)は、ナスダック市場に上場する主要100銘柄(金融除く)に連動するETFです。
ハイテク企業の割合が高く、アップル、マイクロソフト、NVIDIA、アマゾン、メタなどテクノロジー企業が中心です。
- ✅ AI・IT成長株に強い(高いリターンが期待できる)
- ✅ 株価の値動きはやや大きい(ハイリスク・ハイリターン)
- ✅ 「攻めのNISA投資」をしたい人向け
SPYD(高配当ETF)とは?
SPYD(SPDR ポートフォリオS&P500高配当株式ETF)は、S&P500構成銘柄のうち高配当株80銘柄を均等に組み入れたETFです。
配当金を重視する投資家にとって、安定した収入源として人気があります。
- ✅ 年4回の分配金(3・6・9・12月)
- ✅ 利回りは約4〜5%(2025年時点)
- ✅ 株価は比較的安定しており、初心者でも安心感あり
どのETFを選ぶべきか?
ETFはどれも特徴が異なるため、投資の目的に合わせて選ぶのがおすすめです。
- ✅ 安定重視なら「VOO」
米国全体の成長に乗りたいならこれ。 - ✅ 成長株狙いなら「QQQ」
AIやIT関連株で大きなリターンを狙いたい方向け。 - ✅ 配当重視なら「SPYD」
定期的な配当金を受け取りたい人に最適。
👉 初心者はまずVOOから始め、余裕があればQQQやSPYDを組み合わせるのが王道です。
よくある質問(税金・為替・取引時間)Q&Aまとめ
米国株の取引時間は?
米国株はアメリカ市場の時間に合わせて動いています。日本時間だと夜間〜早朝にかけて取引が行われます。
- ✅ 通常取引(現地時間9:30〜16:00)
日本時間では23:30〜翌6:00(夏時間は22:30〜翌5:00) - ✅ プレマーケット(時間外):現地時間4:00〜9:30(日本時間18:00頃から)
- ✅ アフターマーケット(時間外):現地時間16:00〜20:00(日本時間早朝)
👉 ほとんどの個人投資家は通常取引の時間帯に売買します。
夜型の人はリアルタイム取引、朝型の人は寄り付き前の成行注文を活用すると良いでしょう。
為替リスクはどうやって管理する?
米国株は米ドル建てなので、円とドルの為替レートの変動による「為替リスク」があります。
- ✅ 円安になると有利(ドル資産の価値が上がる)
- ✅ 円高になると不利(ドル資産の価値が下がる)
👉 為替リスクを減らす方法としては、以下のような工夫があります。
- 円→ドルの両替は住信SBIネット銀行などの低コストルートを利用
- 長期保有を前提に「為替変動を平均化」(ドルコスト平均法)
- 必要に応じて外貨預金やドルMMFでドル資産を保持
👉 為替変動は避けられませんが、「長期投資+低コストでドル転」を意識すればリスクは軽減できます。
配当金の税金や確定申告は必要?
米国株の配当金には日米両方で税金がかかります。
- ✅ 米国で10%課税(源泉徴収)
- ✅ 日本でも20.315%課税
👉 NISA口座で購入した米国株なら日本での課税はゼロになりますが、米国で引かれた10%は戻りません。
👉 一般口座や特定口座で持っている場合は、確定申告(外国税額控除)をすると、米国で引かれた10%の一部が還付されます。
👉 初心者はまずNISAで買う→税金ゼロでシンプル、慣れてから外国税額控除を検討するのがおすすめです。
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