初めての米国株|NISA対応ガイド(2025年版)

初心者向け米国株・NISAガイド

NISAで米国株を買う手順(証券会社比較含む)

SBI証券がなぜ初心者に向いているか

SBI証券は、米国株デビューする初心者に最も選ばれている証券会社のひとつです。理由は大きく3つあります。

  • ✅ 1株から米国株が買える
    少額から取引できるので、初心者でも無理なくNISAを活用できます。
  • ✅ 取扱銘柄数が圧倒的
    5,000以上の米国株とETFを取り扱い、VOO・QQQ・SPYDなど主要ETFもすべて購入可能です。
  • ✅ 為替手数料が業界最低水準
    住信SBIネット銀行と連携すれば、ドル転(円→米ドル)手数料が片道2銭と格安です。

これらの理由から、SBI証券は「初めての米国株」に最も適した証券会社といえます。他の証券会社でも米国株は買えますが、コストや取扱銘柄数を考えると、まずSBI証券を選んで間違いありません。

NISAの成長投資枠と積立投資枠の違い

2024年から始まった新しいNISA制度には、「成長投資枠」「つみたて投資枠」の2つがあります。それぞれの役割を理解すると、より効率的に米国株投資が進められます。

  • ✅ 成長投資枠
    年間最大240万円まで利用でき、個別株やETFの購入が可能です。
    米国株(アップルやテスラなど)や、VOO・QQQなどのETFもここから購入します。
  • ✅ つみたて投資枠
    年間最大120万円まで利用でき、金融庁が認めた投資信託(主に長期積立用)だけが対象です。
    米国株やETFは買えませんが、コツコツ積立型の商品向きです。

👉 米国株やETFを買うなら「成長投資枠」を使います。
つみたて投資枠は、別口で毎月コツコツ投資信託を積み立てたい人向け。
この2つを組み合わせることで、長期の資産形成がよりスムーズになります。

画像つきで SBI・楽天・マネックス比較表

主要ネット証券3社の特徴をまとめました。どの証券会社を選ぶか迷っている方は、手数料や取扱銘柄数を比較してみましょう。

証券会社 画像 米国株取扱数 為替手数料(片道) NISA対応
SBI証券 SBI証券 約5,000銘柄 2銭(住信SBIネット銀行利用時)
楽天証券 楽天証券 約4,500銘柄 25銭
マネックス証券 マネックス証券 約5,000銘柄 25銭

※ 手数料や取扱銘柄数は2025年7月時点の情報です。最新情報は各証券会社の公式サイトで確認してください。

証券口座の開設リンク/方法詳細

証券口座開設のステップ

米国株を買うには、まず証券口座の開設が必要です。ネット証券ならすべてオンラインで完結し、最短で翌営業日から取引を始められます。

  1. 証券会社の公式サイトにアクセス(SBI証券・楽天証券・マネックス証券など)
  2. 「口座開設」ボタンをクリック
  3. 氏名・住所・職業などの基本情報を入力
  4. マイナンバーと本人確認書類をアップロード
  5. 初期設定(ログインID・パスワード設定)を行う

ここまで終われば、口座開設申込みは完了です。あとは証券会社から審査&ログイン情報の通知を待つだけです。

必要な書類(マイナンバー・本人確認)

口座開設時には、マイナンバー本人確認書類の提出が必須です。

  • ✅ マイナンバー確認書類(どちらか1つ)
    – マイナンバーカード(表裏)
    – 通知カード+運転免許証など本人確認書類
  • ✅ 本人確認書類(顔写真付き1点 または 顔写真なし2点)
    – 運転免許証、パスポート、住民基本台帳カードなど

スマホで撮影した写真をアップロードすれば完了。郵送は不要なので、ほとんどの人が数分で提出できます。

開設完了までの流れと時間

証券口座の開設は最短翌営業日で完了します。SBI証券など主要ネット証券は審査も早く、申し込みから取引開始まで非常にスムーズです。

  • オンライン申込+スマホアップロード → 最短翌営業日でID発行
  • 郵送での申し込み → 1週間前後かかる

早く取引を始めたい方は、必ずオンライン申込み+スマホ提出を選びましょう。

初心者向けおすすめETF(VOO・QQQ・SPYDなど)紹介

VOO(S&P500連動)とは?

VOO(バンガード・S&P500 ETF)は、アメリカを代表する500社の株価指数「S&P500」に連動するETFです。
アップル、マイクロソフト、アマゾン、テスラなど世界を代表する企業が含まれており、米国経済全体の成長を取り込める王道ETFとして人気です。

  • 信託報酬(手数料)が0.03%と超低コスト
  • 長期投資に最適(右肩上がりの成長が期待できる)
  • ✅ NISAの「成長投資枠」で購入可能

QQQ(ナスダック100連動)とは?

QQQ(インベスコQQQトラスト)は、ナスダック市場に上場する主要100銘柄(金融除く)に連動するETFです。
ハイテク企業の割合が高く、アップル、マイクロソフト、NVIDIA、アマゾン、メタなどテクノロジー企業が中心です。

  • AI・IT成長株に強い(高いリターンが期待できる)
  • ✅ 株価の値動きはやや大きい(ハイリスク・ハイリターン)
  • ✅ 「攻めのNISA投資」をしたい人向け

SPYD(高配当ETF)とは?

SPYD(SPDR ポートフォリオS&P500高配当株式ETF)は、S&P500構成銘柄のうち高配当株80銘柄を均等に組み入れたETFです。
配当金を重視する投資家にとって、安定した収入源として人気があります。

  • 年4回の分配金(3・6・9・12月)
  • ✅ 利回りは約4〜5%(2025年時点)
  • ✅ 株価は比較的安定しており、初心者でも安心感あり

どのETFを選ぶべきか?

ETFはどれも特徴が異なるため、投資の目的に合わせて選ぶのがおすすめです。

  • ✅ 安定重視なら「VOO」
    米国全体の成長に乗りたいならこれ。
  • ✅ 成長株狙いなら「QQQ」
    AIやIT関連株で大きなリターンを狙いたい方向け。
  • ✅ 配当重視なら「SPYD」
    定期的な配当金を受け取りたい人に最適。

👉 初心者はまずVOOから始め、余裕があればQQQやSPYDを組み合わせるのが王道です。

よくある質問(税金・為替・取引時間)Q&Aまとめ

米国株の取引時間は?

米国株はアメリカ市場の時間に合わせて動いています。日本時間だと夜間〜早朝にかけて取引が行われます。

  • 通常取引(現地時間9:30〜16:00)
    日本時間では23:30〜翌6:00(夏時間は22:30〜翌5:00)
  • プレマーケット(時間外):現地時間4:00〜9:30(日本時間18:00頃から)
  • アフターマーケット(時間外):現地時間16:00〜20:00(日本時間早朝)

👉 ほとんどの個人投資家は通常取引の時間帯に売買します。
夜型の人はリアルタイム取引、朝型の人は寄り付き前の成行注文を活用すると良いでしょう。

為替リスクはどうやって管理する?

米国株は米ドル建てなので、円とドルの為替レートの変動による「為替リスク」があります。

  • 円安になると有利(ドル資産の価値が上がる)
  • 円高になると不利(ドル資産の価値が下がる)

👉 為替リスクを減らす方法としては、以下のような工夫があります。

  1. 円→ドルの両替は住信SBIネット銀行などの低コストルートを利用
  2. 長期保有を前提に「為替変動を平均化」(ドルコスト平均法)
  3. 必要に応じて外貨預金やドルMMFでドル資産を保持

👉 為替変動は避けられませんが、「長期投資+低コストでドル転」を意識すればリスクは軽減できます。

配当金の税金や確定申告は必要?

米国株の配当金には日米両方で税金がかかります。

  • 米国で10%課税(源泉徴収)
  • 日本でも20.315%課税

👉 NISA口座で購入した米国株なら日本での課税はゼロになりますが、米国で引かれた10%は戻りません。

👉 一般口座や特定口座で持っている場合は、確定申告(外国税額控除)をすると、米国で引かれた10%の一部が還付されます。

👉 初心者はまずNISAで買う→税金ゼロでシンプル、慣れてから外国税額控除を検討するのがおすすめです。

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