米国株は何株から買える?初心者が知るべき基本
米国株は1株単位で購入可能です。日本株のように単元株(通常100株)の制約がなく、数千円から投資を始められるのが魅力です。
日本株との単元株制度の違い
- 日本株:通常は100株=1単元から購入(例外あり)
- 米国株:1株(1 share)から購入可能
1株から買えるメリット
- 少額スタート:高額銘柄でも1株なら数千〜数万円で購入可能
- 心理的ハードルが低い:投資経験がなくても試しやすい
- 柔軟な分散:少額で複数銘柄に分散投資できる
実際いくらから買える?主要銘柄の最低購入額
購入金額は 株価(USD)× 為替レート(USD/JPY) で決まります。銘柄によって必要資金は大きく異なります。
計算式
最低購入額(円) = 1株価格(USD) × 為替レート(USD/JPY) + 取引関連コスト
主要個別株の例(2025年時点)
- Apple(AAPL)180ドル × 150円 ≒ 約27,000円
- Coca-Cola(KO)60ドル × 150円 ≒ 約9,000円
- Intel(INTC)35ドル × 150円 ≒ 約5,250円
- 低価格帯銘柄 15ドル × 150円 ≒ 約2,250円
ETFの例
- VOO(S&P500連動) 485ドル × 150円 ≒ 約72,750円
- QQQ(ナスダック100) 450ドル × 150円 ≒ 約67,500円
- HDV(高配当) 110ドル × 150円 ≒ 約16,500円
米国株を1株だけ買うメリット
少額から始められる
高額銘柄でも1株単位なら数千円〜数万円でスタート可能。投資の「最初の一歩」を踏み出しやすく、実践を通じて売買フローやメンタル面を体得できます。
配当金も1株から受け取れる
米国株は1株保有でも配当が支払われるのが一般的です。少額でも現金が振り込まれる体験は継続のモチベーションになります。
NISAなら税金ゼロ
新NISA(成長投資枠)を使えば、1株購入でも売却益・配当が非課税。少額投資の税コストを抑えながら長期で積み上げられます。
1株投資のデメリットと注意点
為替手数料の負担
米ドル建てのため、円⇔ドルの両替コスト(為替手数料)が発生します。投資額が小さいほど負担感が大きくなりやすい点に注意。
株価変動リスクは同じ
投資額が小さくても値動きのリスク自体は同じです。短期の上下に振らされないために、購入目的・保有期間・許容リスクを事前に明確化しましょう。
分散投資がしにくい
1株ずつの買い増しはペース次第で分散が進みにくいことも。銘柄数・セクター配分を意識し、ETFの併用で土台を作るのが有効です。
米国株を1株から買えるおすすめ証券会社比較
主要ネット証券の取扱銘柄数・為替/売買コスト・ポイント投資・時間外取引・新NISA対応を一覧で整理します。
証券会社 | 取扱銘柄数(米株/ETF) | 為替手数料(片道の目安) | 売買手数料 | ポイント投資 | 時間外取引(プレ/アフター) | 新NISA対応 | ひと言特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
SBI証券 | 目安:5,000超 | 約2銭(住信SBI経由の参考値) | キャンペーン/プランにより変動 | ○(V/P等) | ○(条件あり) | ○(成長投資枠) | コスト重視に強い定番 |
楽天証券 | 目安:4,500超 | 約25銭 | キャンペーン/プランにより変動 | ○(楽天ポイント) | ○(条件あり) | ○(成長投資枠) | ポイント活用に最適 |
マネックス証券 | 目安:5,000超 | 約25銭 | キャンペーン/プランにより変動 | △(限定/間接) | ○(条件あり) | ○(成長投資枠) | 米国株情報が豊富 |
SBI証券のポイント
- 取扱銘柄数が多く、為替コストを抑えやすい(住信SBI経由など)
- 時間外取引やアプリ操作性が安定、コスト重視派に向く
- 新NISAの成長投資枠に対応、1株投資との相性が良い
楽天証券のポイント
- 楽天ポイントを投資に活用でき、少額投資の後押しに
- 投資信託や国内株と一体運用しやすいUI
- 新NISA対応、ポイント経済圏ユーザーに最適
マネックス証券のポイント
- 米国株の企業情報/レポートが豊富で学びやすい
- 1株投資サービスの老舗で、情報重視の初心者に安心
- 新NISA対応、個別株の研究に向く
米国株1株投資の上手な始め方
1. 証券口座を開設する
まずは米国株取引に対応した証券口座を開設します。
オンライン申込であれば、本人確認書類とマイナンバー確認書類をアップロードし、最短で翌営業日から取引可能なケースもあります。
2. NISA口座を併設する
長期投資を考えるなら、新NISAの成長投資枠を併用しましょう。
売却益や配当が非課税になり、少額投資でも税コストを抑えられます。
3. まずは1株買ってみる
実際に1株だけ購入してみることは、学びのスピードを大きく上げます。
注文方法(成行・指値)や配当受取などの流れを体験し、取引感覚を身につけましょう。
4. 徐々に買い増して分散投資へ
- ✅ 初月:興味のある銘柄を1〜2株購入
- ✅ 2〜3ヶ月目:保有銘柄を増やす、または同じ銘柄を買い増す
- ✅ 半年後:ETFなども加えて分散投資を強化
このステップを踏めば、無理なく・着実に資産を拡大できます。
まとめ|米国株は少額から誰でも始められる
- ✅ 米国株は1株単位から購入可能
- ✅ 少額でもNISA利用で非課税のメリット
- ✅ 「まずは1株買ってみる」ことで経験値が一気に上がる
投資は情報収集も大切ですが、行動して初めて実感が湧きます。
迷っているなら、今日から1株だけでも購入してみましょう。
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