2025年8月6日 米国株まとめ|Apple・AI株急騰でS&P500反発、関税リスクに警戒感も

AI株分析✕米株チャート日記

📌 2025年8月6日 米国株式市場の主要指標まとめ

  • S&P 500:+0.73%(+45.87pt → 6,345.06)
  • ナスダック総合指数:+1.21%(+252.87pt → 21,169.42)
  • ダウ平均株価:+0.2%(+81.38pt → 44,193.12)
  • ラッセル2000(小型株指数):–0.2%(–4.38pt → 2,221.29)

米国株市場はApple・Amazon・Teslaなど大型テック株の上昇に支えられ、主要3指数が堅調に推移。一方でラッセル2000は下落し、小型株の動きは限定的でした。


📉 米国株 下落要因とリスク要素

1. 債券利回りの急上昇と国債入札不調

米国10年債利回りが一時4.255%まで上昇。
10年債の入札倍率も2.35倍と低調で、米国債需給不安が高まりました。

2. 通商リスク・地政学的不透明感

米ロ間の停戦交渉は決裂し、インドへの関税引き上げ(50%)が発表されました。
スイスにも39%の報復関税が課され、国際関係の緊張がリスクオフ要因となっています。

3. 半導体株の下落(AMDの決算影響)

AMDは売上自体は良好も、中国向け販売の不透明感により市場予想を下回る印象。
ガイダンスの保守的な内容が嫌気され、株価は-6.4%と急落しました。


📈 上昇要因:好材料と強いセクター

1. 米国企業決算とテック株の好調

Apple(+5%)国内製造拡大・投資額1000億ドル計画を発表。
Amazon(+4%)Tesla(+3.6%)も続伸し、テックセクターが市場全体を牽引しました。

2. AI・ネットワーク関連銘柄の急騰

アリスタネットワークス(+17.49%)が好決算。
ブロードコムパランティアも上昇し、AI・データセンター分野の需要継続を示唆しています。

3. 生活必需品・一般消費財の堅調さ

マクドナルド(+3%)がコラボメニューや低価格戦略で好調。
ウォルマート、コストコ、ロスなども堅調で、個人消費の底堅さが確認されました。


🔮 今後の米国株相場見通し・注目材料

1. FRBの利下げ観測が引き続き支援材料

複数のFRB関係者が年内2回の利下げを示唆
経済鈍化の兆候を背景に、利下げ期待が高まっています。

2. IPO市場の活況が投資家心理を支える

Figmaの初日+250%など、新規上場銘柄のパフォーマンスが話題。
8月7日にはFirefly Aerospaceが上場予定で、宇宙関連株に注目が集まっています。

3. FRB人事と金融政策への影響

ハセット氏がFRB理事に意欲を示し、次期議長候補の人事が注目。
政策スタンスの変化が今後の市場に影響を与える可能性があります。

4. 国際交渉と米国の関税政策

インド・スイス・ロシアとの関係に加え、対中政策の動向にも警戒感。
今後の輸出入関税・報復措置が企業業績と景気全体に与える影響が注目されます。


📝 総括(2025年8月6日 米国株の振り返り)

AppleやAI関連の好決算を追い風に株式市場は上昇。
一方で、国債利回り上昇・地政学リスク・通商摩擦など懸念材料もあり、
今後の相場は「個別決算 vs 経済指標 vs 政策リスク」の三つ巴となりそうです。

コメント