📌 2025年8月8日 米国株式市場の主要指標まとめ
- ダウ平均株価:+0.47%(+206.05pt → 44,175.61)
- S&P 500:+0.78%(+49.59pt → 6,389.45)※終値で最高値更新
- ナスダック総合指数:+0.98%(+207.83pt → 21,450.02)※過去最高値更新
- ラッセル2000(小型株):+0.17%(+3.72pt → 2,218.42)
大型テック主導で続伸。Appleの大幅高が指数を押し上げ、NASDAQは史上高値、S&P500も終値ベースで最高値を更新。
「相場に居続ける重要性」を再認識する一日に。
📊 指数・コモディティ・為替・暗号資産・金利
- WTI原油:−0.47%(63.58ドル)
- 金先物:+0.03%(3,454.8ドル)
- ドル円:147.76円
- ビットコイン:116,500ドル付近
- イーサリアム:4,047ドル(+4.59%)
- 米10年債利回り:4.285% / 米2年債:3.765%
📈 上昇要因:好材料と強いセクター
1. 大型テックが牽引(Apple主役)
Appleが3日続伸で時価総額を押し上げ。大型テックも広く買い戻し:
NVIDIA(+1%)/ Google(+2.4%)/ Tesla(+2.3%)/ Palantir(+2.6%)など。
2. テーマ物色の広がり
レアアース関連が11%高の銘柄も。
デジタル音楽(Sony・Apple・Spotify)、EV・自動運転・5Gなどが強含み。
3. テクニカル追随買い
先週の下落で一度崩れた高値圏(S&P 6375pt付近)を上抜け、上値トライ再開。
出来高も増加しトレンド継続を示唆。
📉 下落要因とリスク要素
1. 債券利回りの上昇
米10年債は4.285%まで上昇。
金利上昇はグロース株の重荷要因になり得るため警戒は継続。
2. 通商・地政学リスク
相互関税を巡る混乱は修正方向も、最終調整のタイミングは不透明。
ウクライナ停戦案の思惑報道も交錯し、地政学は依然ボラティリティ要因。
3. フローのブレ(短期)
一部レポートは「米株からMMFへ資金流出」と指摘。
ただし期間の切り取り依存で、その後は大型テックに回帰。
単週データの読み過ぎに注意。
🗞 ニュースダイジェスト(要点)
- 相互関税:上乗せ分は修正方向。徴収分の取り扱いは米側判断に委ねられる見通し。
- FRB要人発言:インフレは目標超を維持。データ次第で利下げ余地も残すが、物価重視姿勢は堅持。
- 資金フロー:雇用統計ショック週に株式から流出・MMFに流入。
一方、その後はハイテク主導で巻き戻し。 - 停戦報道:ロシア・ウクライナ領土案など未確定情報が飛び交い、市場のヘッドラインリスクに。
- 401k規制見直し:仮想通貨・未公開株運用解禁に向けた動き。
規模は限定的想定も、暗号資産には心理的追い風。
🔮 今後の相場見通し・注目材料
- 金融政策:利下げ観測が下支え。インフレと雇用のバランスで期待と失望の綱引きに。
- 決算・個別材料:大型テックのガイダンス、AI・データセンター投資の持続性。
- 通商・地政学:関税修正の正式手続き、停戦報道の真偽がボラ要因。
- 暗号資産:制度面の前進で資金流入余地。ボラ大きくリスク管理は厳格に。
🎥 チャンネルからのひとこと
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📝 総括(2025年8月8日)
Appleを中心とする大型テックの上昇が指数を牽引し、NASDAQは史上高値、S&P500も終値で最高値を更新。
一方、金利上昇・通商/地政学・短期フローのブレは引き続きの注意点。
今後は「個別決算・マクロ指標・政策ヘッドライン」の三つ巴で、押し目を活かす中長期スタンスが有効。
提供:とも米国株投資チャンネル
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