【初心者向け】出来高の見方を完全解説|株価が動く本当の理由がわかるプロの視点
出来高は「株価が動く理由」を示す最強の指標です。 ローソク足だけでは見えない“本当のエネルギー”を読み解くことができます。
出来高とは?|株価の“エンジン”そのもの
出来高とは、一定期間に「何株が売買されたか」を示す指標です。 出来高が多い=多くの投資家が参加 → 価格が動きやすい状況になります。
出来高が重要な理由
- トレンドの強さがわかる
- 株価が本物の動きか、だましかを見抜ける
- 大口(機関投資家)の存在を感じられる
価格だけで判断すると失敗しやすいですが、 「価格 × 出来高」を見ると精度が一気に跳ね上がります。
出来高で読み取れる4つのサイン
① 出来高が増えて株価も上昇 → 本物の上昇
プロの買いが入っている可能性大。
強いトレンドの初動になりやすい。
② 出来高が少ないのに上昇 → だまし上げ
個人投資家の小口だけで動いている可能性 → 続かないことが多い。
③ 出来高が増えて株価下落 → 強い売り圧力
天井・トレンド転換のサイン。
④ 出来高が急減 → 方向感なし
様子見相場。エントリーの優先度は低い。
プロが最も重視する「ブレイクアウト × 出来高」
株価が抵抗線(レジスタンス)を突破した時、 出来高が増えていれば本物のブレイク。
出来高を伴ったブレイク → 上昇継続しやすい
出来高のないブレイク → 騙しになりやすい
プロは「価格」よりも「出来高」を見ています。 理由は、価格は作れるが、出来高は作れないからです。
初心者が必ず知るべき「出来高の落とし穴」
- 出来高は絶対の指標ではない → 文脈(トレンド)と合わせて使う
- 急増=必ず上昇ではない → 下落の急増はむしろ危険
- 時間帯の偏りに注意(米国市場は寄りと引けが多い)
出来高は「単独で判断しない」が鉄則。
他の指標と組み合わせると勝率が爆上がり
- ローソク足(上ヒゲ・下ヒゲ)
- 移動平均線(トレンド方向)
- RSI → 過熱感の確認
- MACD → 方向性の確認
すでに別記事で公開している指標と組み合わせれば、 あなたの分析はプロ同等レベルに近づきます。
TradingViewで出来高を見る方法(超簡単)
- TradingView のチャートを開く
- 下部に自動表示される「VOLUME」が出来高
- 出来高の色
- 緑 → 上昇の日の出来高
- 赤 → 下落の日の出来高
より詳細に見る場合は、インジケーターで 「Volume Profile」「VWAP」 なども追加可能。
※TradingView の無料プランでも出来高は十分分析できます。
まとめ|出来高は“相場の熱量”を見る指標
- 出来高は「投資家の参加人数」を表す
- 価格よりも信頼性が高い
- ブレイクアウトでは絶対に確認すべき
- 他の指標と合わせると最強になる
初心者こそ、今日からローソク足と出来高のセットでチャートを見る習慣をつけましょう。
※本記事は投資助言ではありません。投資判断は自己責任でお願いします。

コメント